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2014年06月03日

hinodeぶろぐ。番外編12th。


こんばんわ。

hinodeの山川デス。








これは私の古くからの友人のお姉ちゃんから聞いた実際にあった話です。

友人のお姉ちゃんが車の免許を取りたての頃。

友達を誘ってよくドライブに行っていたそうです。




その日も友達を数名誘い、あてもなく夜道をドライブしていたそうです。

すると、友達の一人が、

「この近くに肝試しのスポットがあるから行ってみよう!」

と、言いました。

特にする事も無いし、行きたい所も無かったのですぐに「行こう!」となったそうです。

そしてその場所に到着した一行は車を降り、その肝試しスポットの入口に立ち、

「うわあ……怖……。」

そこは木々がうっそうと生え、街灯も無く、夜の暗闇にただ下りの階段があるだけでした。

皆がその階段を覗き込み、

「ここ降りんの…?」

なかなかの迫力にさっきまで意気揚々としていた皆の表情が引きつる。

どうやらここは防空壕のようだ。

ここまで来たんだから。

と、全員で手をつなぎ恐る恐る階段を降りていく。

一番下まで降りると、ちょろちょろとどこからか水が流れている。

小さい祠のようなモノがあり、一人がそおっと覗き込むと、

うわあっ!

突然悲鳴を上げた。

「どうした!?」

少し動揺しながら問う。

「な、中に…」

また一人が覗き込むと、

「なんだ…ただの地蔵じゃん……」

中には子供のような地蔵がある。

それを見て驚いたらしい。

「全く…ビビりすぎ 笑」

そうこうしてると気付けばそこは大きい洞穴の入口だった。

どうやらここからが防空壕のようだ。

「ねえ、やっぱりやめよう?」

一人が震えた声で言う。

「そ、そうだな…なんかマジでやばそうだしな。帰ろうか…」

そう言うと全員降りてきたばかりの階段を急ぎ足で上った。

「あー、怖かったー」

「ホントびびったよねー」

なんて安堵の声を出し笑っていると。

「?…おい、あれ見てみろよ!

と、指さす先には乗ってきた車。

「きゃあっ!」

「おいおい…なんだよこれ…」

なんと車の窓ガラスにびっしりと無数の手形が。

大きさからして子供の手形ぐらいだったらしい。

「チッ、マジかよ…」

とにかくこれでは帰れそうもないので、急いで皆で手形を拭き取る。

拭き終わり、すぐさま車に飛び乗り帰路につく。

「いやー、怖かったー。てか、マジで怪奇現象じゃね?」

「こんな事ホントにあるんだねー」

「だからねー。マジでトラウマなんだけど 笑」

「ははは。……あれ?おいおいマジかよ。誰かひとつ消し忘れてんぞ、手形。」

「うわあ…ホントだ…」

「やっぱ気持ち悪いな…」

「ちょっと一旦止めてー」

キキキッ。

バタンッ。

「ったく。気持ち悪いな…」

キュッキュッ

「あれ?」

キュッキュッキュッキュッ

「全然落ちないんだけど」

「おい…まさか…」

一人が内側からこする。

「落ちた……中から…」









これは私の古くからの友人のお姉ちゃんから聞いた実際にあった話です。








「手形」
















最後に。

本日もいらして頂いたたくさんの皆様、本当にありがとうございます。






感謝

                                   mitsuki



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Posted by hinode at 23:31│Comments(0)番外編。
 
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